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April 04, 2005

アンデルセンに思う。

4月2日、アンデルセンが200回目の誕生日を迎えたそうだ。
日本や世界の神話や伝説には、優れた人が神になるという考え方があるけれど(例えば菅原道真が天神様として学問の神と祀られているのもそのひとつ)、その考え方にのっとれば、アンデルセンも童話の神様になっているだろう。

昔の童話は、現代においては作りかえられていることが多い。
アンデルセンの人魚姫だって、最後は海の泡になるというせつない終わり方をするのに、ディズニー映画では海の魔女を退治して王子様とハッピーエンドになっている(そしてなんと人魚姫と王子様の子どもが陸と海を統治する結末になる続編まである)。

個人的には、昔の話の方が余韻を残していて好き。
それに、何でも望めば手に入るわけではない、ということや、身をひくこと、人を思いやることの大切さを感じさせてくれることも。ディズニーの結末はハッピーエンド好きとしてはいいとも思うけれど、原作を知っている立場からは少し寂しい。

そう思って昔話を読み返してみると、面白い、ワクワクする中にも、大事なことのひとかけらを発見できたり、いつもいい結果におわるわけじゃなかったり、こども向けとはいえ深みがあるなぁと思う。

童話の神様になったアンデルセンさん、世界のこどもたちが素晴らしい童話にたくさん出逢えますように。
いつもシンプルな結末だけじゃない、物語の奥行きを、感じることが出来ますように。

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Comments

確かに、アンデルセンは
かなりハード?な終わりが
あって、哀しい・・・

しみじみと、深みがある、
というご意見に賛成。

ディズニーのは・・・
ま、それはそれで楽しめば
いっか、でしょうか?

アンデルセンが、200歳なんて
初めて知りました。
神さまですよね。
童話の神さま・・・


Posted by: fj | April 04, 2005 at 04:10 PM

アンデルセン版は泡になったあと、何かになって、長い期間、善行を積んで、風の精になる。または、なれるでしょう…だったかな?
ディズニー版人魚姫の名前がアリエル(ARIEL)(エアリエルとも)と名付けられてるのは、その名残りですね。

けっこうディズニーはアメリカ的というか、シンプルな構造で話を作ってしまいますからねぇ。ピーター・パンもそうだし、ムーランも。

Posted by: KoZ | April 04, 2005 at 07:38 PM

なーるほど。
風の精・・・

クマのプーさんも、
原作のほうが好き!

ディズニーのプーさんも
それなりに活躍はしてくれて
いるけれど・・・

Posted by: fj | April 05, 2005 at 04:34 AM

ディズニー版アリエル(=風)との名前の符号、なるほど、そういうことだったんですね~

プーさん、私も原作の方が好きです。

余談ながら、ディズニー・プー吹き替え版の昔の映像は「ルパン」の声でした、衝撃!(これはこれでちょっと素敵です)

Posted by: zok | April 05, 2005 at 08:09 AM

うーん、ルパンの声?!が・・・
面白いかな?

「ふ~じこちゃ~ん。」が
プーさんでは、どうなったのでしょうか?
聞いてみたいかった、です。

Posted by: fj | April 06, 2005 at 01:17 PM

すみません、これって
もとは、アンデルセンの話でした。

話を(ルパンまで)とばしてしまって
ごめんなさい!

Posted by: fj | April 06, 2005 at 01:20 PM

ぜんぜん問題ないです~(笑)

「ふ~じこちゃ~ん。」なプーさんは、プーさんなのになぜか二枚目キャラのように感じます。

声って、すごいな~。

Posted by: zok | April 07, 2005 at 05:11 PM

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