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March 24, 2005

イチゴ味の指しゃぶり。

懐かしいアメリカ時代のお菓子の話しが続いたら、絶対に忘れてはいけないのがロールなんとかというお菓子。単純に説明すれば「のし梅」「のしぶどう」の西洋版で、もっとおしゃれな(こども受けする)食べ物だった。イチゴとグレープと、なにかもうひとつ味があったように思う。

のし梅、のしぶどう自体も大好きだったが、このお菓子に出逢って、アメリカとはなんと自由な国よと感慨にふけったものだ。それまではおばあちゃんの菓子箱から取り出されていたものが、こども向けにポップに作られているのだから!のし梅、のしぶどうよりも薄めにできていて、しかも、このロールなんとか(ロールアップだったか、ロールポップだったか、そんな名前)には、イチゴのつぶつぶさえあった。
今考えると、おそらくジャムにゼラチンを加えてシート状にしたものなのだろうが、実に画期的で魅力的であった。
なんせ、梅やブドウじゃなくてストロベリーやグレープなのである。
おばあちゃん向けの鄙びたお土産品ではなくて、こどものためのおやつなのである。

私と弟はこれを人差し指に巻き付けて、時間をかけてゆっくりねぶったのを思い出す。そのうちロールなんとかは溶けて指につぶつぶがついているだけのみすぼらしい姿になる。つぶつぶもきれいに拭い去ったあと、新しいのを巻き付けて、またゆっくりと指しゃぶりを再開する。こどもながら童心に帰る心持ちがしたものだった。

確か、普段購入するお菓子類より若干高かったように思う。
まして、優柔不断な私と弟はどの味にするかをなかなか選べず、かといってふたつ買ってもらうわけにもいかず、幾度となく兄弟喧嘩の原因にもなった(付記するが、いつも譲歩したのは弟だった、えらい奴だ)。

これもまた、友人に頼んでも手に入らない品。
もしかしてもう製造されていないのかもしれない。
類似品を10数年前に見かけたが、指に巻けるほどの弾力はなく、シートから歯で掬い取って食べるような品でいたくがっかりした。

日本に帰国する最後の買い物のとき、私は小遣いでこれを全種類買って、小さなトランクにつめたのを覚えている。そして、もったいないと思いつつも、帰国してから3日も持たずに、弟とふたりで平らげてしまったことも…

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Comments

そう言えば、この頃見かけない・・
昔は家で作ったらしい。
果物をジャムみたいにして
シートに広げて乾かすだけのよう・・
どうか試してくださいませ。
それともゼラチンを
少しは入れるのでしょうか?
作り方があやふやでごめんなさい。

Posted by: fj | March 25, 2005 at 02:42 AM

ちょっと試行錯誤して作ってみます~
うまくいったらご報告しますね

ちょうどイチゴが手ごろな値段になってきた頃だし…手はじめに、イチゴから。

Posted by: zok | March 25, 2005 at 06:26 PM

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