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March 2005

March 31, 2005

笑いたい気分。

春、陽気に押されて笑いたい気分になったら、読みたい本がある。
土屋賢二『紅茶を注文する方法』。
エッセイ集なのだけど、大学教授が書き出す、世の中知り尽くしているのかその逆なのか、ぎりぎりの一線を引いている感じの考察が面白い(いや、本当はそれも計算のうちなのか?)。

土屋氏の奥方の描き様が結構容赦なくて、既婚女性の天敵と思えるような記述もあるが、それにもつい笑いをそそられてしまう。
また、土屋氏と助手のやりとりは実に言葉巧みで(特に助手の切り返しが絶妙)、才女に憧れてしまうと同時に、そういう思考能力をぜひつけてみたいものだと、私を無駄な努力に走らせる力がある。
ただし、ご注意を!一日中寝て過ごさなければいけないときに、傍らにあると害となる。
面白くて、とても眠るどころではないからだ。

『紅茶を注文する方法』
土屋賢二
文春文庫

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March 30, 2005

さらさらのそら。

050324_121801散歩していて見つけた、空。
粒のようになった雲は、さわってみたらさらさらとしていそうだ。
ふちが朧な様子も、よい。
空の水色と、雲の白とが、うまく交じり合った、淡くてはかない色合いもいい。
春の空は、美しいものだ。

春はあけぼの、というが、昼下がりもなかなかである。

雲の名前もいろいろあるが、こういう雲はなんというのだろう?
空の名前

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March 29, 2005

寝返り天国。

050324_143201近頃、寝返りをたくさんするようになった。
寝せようと布団に連れて行くと、毛布をかけるまでの間にころころと転がっていってしまう。
仕方ない、とそちらに毛布をかけようとすると、ころころころんと戻ってくる。
この繰り返しである。

初めて自力で寝返りをしてから1ヵ月半、彼は一度も寝返りをしなかった。未遂は何度もあったけど、途中でもとに戻ってしまう。
それがある日突然に、ころがっていくことを覚えたのだ。
よく聞くのは、おもちゃなど目標物があって、それに向かっていくうちに寝返りができるようになった、という話。
はるにこれはあてはまらなかった。
寝返りという行為それ自体を楽しんでいるようだ。

そういうわけで、最近は、夜になるといつも、眠い目をこすりながらも転がり続けるこどもの笑い声と、「あっまた寝返ったな!」という人聞きの悪いわたしたちの声が、寝室にこだまする日々である。

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March 28, 2005

ひなぎくのころ。

050327_125801イングリッシュ・デイジーというのだそうだ。

よく、植物を育てるのが上手な人のことを「緑の指をもっている」というが、私の母という人は、まさにそういう人だと思う。しかし、そういう能力は、DNAとして受け継がれるわけではないということの証が、この私である。いわば「茶色の指をもっている」?となるのだろうか。
植物を育てることにかけては、20年前からいっこうに改善が見られない。
興味は持っていて、確か小学校の4年生くらいのときにパキラを買ったのが、園芸歴のはじめだったと思う。育てるのが簡単だからと聞いたパキラには水をやりすぎ、その後母から譲り受けたミント(とても丈夫)も見事に枯らし、それでも懲りることなく、植物を手に入れている。

最近読んだ本に、人が植物を愛するのは、無意識に、受け入れられていることを感じるからだと書かれていた。
昔の人は、その作用を、妖精や精霊によるものだと思ったのかもしれない。

実に数十回目のチャレンジとして、イングリッシュ・デイジーを我が家に迎えた。
デイジーの花に精がいるのだとしたら、それは陽気でいつも笑っている精なのだと思う。
風に吹かれて揺れている様子は、からだを揺すって笑っているようにも見える。
デイジーを見つめていると、明るい気持ちが、こころの奥底から沸いてくるようだ。

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March 27, 2005

にわか散髪屋の仕事。

haircut100はるが目を患ってから、耳のあたりの巻き毛が目に入るようになった。
これでは悪化する一方なので、泣く泣く、巻き毛を切った。
巻き毛はまるでミケランジェロの描いた赤ちゃんの絵のようで(巻き毛としもぶくれとほっぺの赤さが似てる)、私も旦那さんも切るのにはずいぶんと決心がいった。

いざ切ってみると、切り口はパツンパツンと散切りになり、慌てて揃えようとするとどんどん短くなり、今度こそはと反対側を切ると、左右の長さがまちまちになり、本人は飽きて泣き喚きだした。

まぁ、赤ちゃんだし…適当でいっか。
と思ったのが分かったのだろうか。
にわか散髪屋の仕事に、本人は不服そうな面持ち。

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March 26, 2005

カバーオールで。

050323_150501昨年末につくった帆布のカバーオール。
ぶた、いぬ、ワニ、はりねずみ、パンダ、小鳥など、かわいい動物たちがみんな鉛筆を持っている。
はるの服としては4着目。裏地もつけて、結構本格的なつくりかたに四苦八苦した。
裏地を付けるのって、難しい。
赤ちゃん用なので、おむつ替えがしやすいように、股のところがボタンどめになっていて、使いやすい。
(とはいえ、わがやではあまり評判が良くないのだ。この股の部分の6つのボタンをとめるのが、面倒くさいとのことで…。)

12ヶ月用なので、あと数ヶ月、うまくいけば半年くらい着られるはず。
はる本人も動物の柄が気に入っていて、着ている間もぶたの顔をつまんだり、犬の柄をたたいたりしている。
キャラクターはカムズグラフィックのもので、いわばデザイナーズ布。なかなかいいお値段だったのだけど、既成のかわいいこども服の値段に比べたら布がどんなに高くても安上がりだ。労力を考えたら決して安上がりではないかもしれないけど、楽しみのひとつと考えたら、なかなか貴重なものだ。
布を選ぶのも楽しいし、布とボタンを合わせるとき、どんどん服に近づいていく過程、そしてできあがったときに、こどもが喜んで(興味を持ってバシバシ叩いたり握ったり、口に入れたりする)くれるのを見ること。いくつもの楽しみが、服づくりにはある。(まぁ時間と労力はかかるとはいえ。)
はるが生まれたことで、楽しみがたくさん増えた。小さな宝物に、感謝である。

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March 25, 2005

掌編小説 雨の日

雨がぱたぱたとしたたる午後のこと、家の戸をたたくものがあった。
不可思議な音が一緒に聞こえてくるのでなにかと思いきや、玄関に立っているのは2歳くらいの浴衣姿のこどもだった。少し小さい茶絣に、赤い帯を締めて、口もきゅっと結んで突っ立っている。こどもは、道に迷ったので少し雨宿りさせてくれという。後ろに手を組み、ひとこと話すたびに、でんでこでん、と不可思議な音がなった。
こどもは返事も待たずにわたしをすり抜けてずかずかと家にあがりこむと、窓から外を眺めて、茶を所望した。茶箪笥から茶葉を取り出して、ぬるめの煎茶を淹れる。茶菓子は何もないので、夕食後の楽しみにしていたプリンを出した。食後と言っても冷蔵庫の中は殆んど何もなく、こどもが帰ったら買い物に出ようとひそかに思った。

これはなにか
でんでこでん

これは茶菓子、プリンというの。いまどきプリンを見知らぬこどもがいるとは驚きだったが、そういう家庭もあるのかもしれぬと、余計な口は挟まないようにした。
こどもはスプーンを手にとっていぶかしげに見つめ、おそるおそる口にし、やがてむさぼるように食べるとじっとわたしを見つめた。

そなたはなにものか
でんでこでん

なにと問われて答えるような言葉がみつからず黙っていると、こどもはわたしのことを勝手にうす桃と呼び始めた。うすい桃色のカーディガンを羽織っていたためのようだ。

うす桃、そなたはしあわせか

なんですか藪から棒に。こどもはわたしの目から目をそらさない。その年頃にはおよそ似つかわしくない真剣な眼差しに、わたしは一瞬からだの全部が射抜かれたような気分になる。
しあわせといえばしあわせ、そうでないといえばそうでもなし。
こどもは少し考え込んで、茶をひとくちすすった。

うす桃、そなたをしあわせにするには、何がたらぬのか
たらぬわけではなく。
では、何がおおいのか
おおいわけでもなく。

それからしばらく問答は続いて、雨はいっそう強く降り始めた。
軒先に夫婦者の鳩が雨宿りをして、クルックとなきながら寄り添っている。つけたまま放念していたラジオからは夜半にかけて雨足はさらに強くなり、嵐になると聞こえてくる。
こどもは帰る気配も見せず、強く窓を打ち付ける雨音にも負けずに声を張り上げて、質問を浴びせてくる。

そなたのしあわせとは一体何なのか
でんでこ、でんでこでん

わからない。でもこう、なにかつややかでまろやかなものなのだと思う。

つややかでまろやかとな…よい
そなたにさいわいあれ
でんでこでん

そういうと、こどもはどこに隠していたのかでんでん太鼓を振りかざし、全身を震わせてかき鳴らしたかと思うと、いとまを告げた。
こどもが帰るとほどなくして雨はおさまり、陽がさして、鳩は連れ立って飛んでいった。
わたしは茶を淹れるためにやかんを火にかけ、夕飯の献立を考えながら冷蔵庫をあけた。
そこにはうすい桃色をしたプリンが、つめこめるだけつめこんであった。

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March 24, 2005

イチゴ味の指しゃぶり。

懐かしいアメリカ時代のお菓子の話しが続いたら、絶対に忘れてはいけないのがロールなんとかというお菓子。単純に説明すれば「のし梅」「のしぶどう」の西洋版で、もっとおしゃれな(こども受けする)食べ物だった。イチゴとグレープと、なにかもうひとつ味があったように思う。

のし梅、のしぶどう自体も大好きだったが、このお菓子に出逢って、アメリカとはなんと自由な国よと感慨にふけったものだ。それまではおばあちゃんの菓子箱から取り出されていたものが、こども向けにポップに作られているのだから!のし梅、のしぶどうよりも薄めにできていて、しかも、このロールなんとか(ロールアップだったか、ロールポップだったか、そんな名前)には、イチゴのつぶつぶさえあった。
今考えると、おそらくジャムにゼラチンを加えてシート状にしたものなのだろうが、実に画期的で魅力的であった。
なんせ、梅やブドウじゃなくてストロベリーやグレープなのである。
おばあちゃん向けの鄙びたお土産品ではなくて、こどものためのおやつなのである。

私と弟はこれを人差し指に巻き付けて、時間をかけてゆっくりねぶったのを思い出す。そのうちロールなんとかは溶けて指につぶつぶがついているだけのみすぼらしい姿になる。つぶつぶもきれいに拭い去ったあと、新しいのを巻き付けて、またゆっくりと指しゃぶりを再開する。こどもながら童心に帰る心持ちがしたものだった。

確か、普段購入するお菓子類より若干高かったように思う。
まして、優柔不断な私と弟はどの味にするかをなかなか選べず、かといってふたつ買ってもらうわけにもいかず、幾度となく兄弟喧嘩の原因にもなった(付記するが、いつも譲歩したのは弟だった、えらい奴だ)。

これもまた、友人に頼んでも手に入らない品。
もしかしてもう製造されていないのかもしれない。
類似品を10数年前に見かけたが、指に巻けるほどの弾力はなく、シートから歯で掬い取って食べるような品でいたくがっかりした。

日本に帰国する最後の買い物のとき、私は小遣いでこれを全種類買って、小さなトランクにつめたのを覚えている。そして、もったいないと思いつつも、帰国してから3日も持たずに、弟とふたりで平らげてしまったことも…

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March 23, 2005

ジェリービーンズとともに。

どぎつい食べ物を、もうひとつ。
米国で片時も私のそばから離れなかったお菓子は、ジェリービーンズだった。

小学校にもあがらない頃、曾祖母の部屋に遊びに行くと、よくジェリービーンズを食べさせてくれた。日本のそれは大人の小指くらいの大きさで、色とりどりだが味はどれも同じ砂糖の層に包まれ、くにゅくにゅした歯ごたえを持っていた。このくにゅくにゅした歯ごたえが好きだった。

米国に渡って見つけたジェリービーンズは、全然違う食べ物のように思えた。
大きさは小豆粒ほど。色だけじゃなく柄つきのものさえあって、どの粒も違う味がちゃんとした。黄色に茶色のそばかす柄はバナナの味がしたし、緑に濃緑のマーブルがついたのは、かなり怪しくはあったがスイカの味がした。お気に入りのものとそうでもないものがあって、目をつぶって運試しみたいなこともしていた。
このひと袋で40回おいしい(たしか40粒入りだった)お菓子に、私はすっかり魅せられて、常に切らさなかった。

高校にあがった頃だろうか、このお菓子を輸入雑貨店で見つけて、一人でひそかに楽しんでいたのは。
こどもの頃に帰ったようなわくわく感で胸をいっぱいにしながら、受験勉強の共にしていた。その後も、見かけるとつい買ってしまう。こどものときに食べたほど美味しくはないが、どうしてか、買ってしまう。(※ときどきは日本製のジェリービーンズの歯ごたえも楽しんでいます。曾祖母の思い出とともに。)

今でこそコンビニでも見かけるようになって、簡単に手に入るこの米国産ジェリービーンズ、親の立場からは、これもこどもにはあまり食べて欲しくないジャンクフードだなぁと思う。
そういうものに限って、こどもの夢見る心を満たしてくれるというのは、ナゼなのでしょうね。

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March 22, 2005

真っ黒いねじりゴムの思い出。

今でこそ添加物だとか着色料には少々気を使うが、こどものころはドギツイ食べ物が大好きで仕方なかった。
アメリカ時代に食べた、真っ黒でねじったゴムみたいなキャンディ(といっても歯ごたえは駄菓子のきなこねじり棒のように、にちょにちょしている)は、特にお気に入りだった。
味はなんとも形容しがたい。
ほろ苦いような甘酸っぱいような感じで、それまでに食べたどんな食べ物にも似ていない、まさに「異国の味」だった。食べると舌が真っ黒になるのも、誇らしくさえあった。
その後米国に出かける友人たちに頼んでも、スーパーで1本10セントほどで売っていたあの真っ黒いねじりキャンディーは誰も発見することができず、そんな変なものを頼むなとさえ言われる。正確には、真っ黒なものと赤紫の2種類がある。味は、たぶん本当はどちらもかわらない筈だが、こども心には黒い方がビターな気がした。

両親は、買い物に同伴するたびにねだる、この怪しげでいかにもからだに悪そうな食べ物を「ねじりゴムのあめ」と称し、嬉しそうに食べる私をまるで異星人でも見るかのように怪訝な顔で見守った。父に至っては、タイヤを食べるのと同じ味じゃないかとまでのたまった。
リコリス・キャンディというのだと数年前に誰かが教えてくれた。

今でも、米国に行ったならば、町の普通のスーパーで売られているあのねじりゴムのあめを食べたいものだと思っている。
きっとこどものときに食べたような鮮烈な感動はないだろうけれど、それでもまだたぶん「異国の味」として、ノスタルジーをかきたててくれるに違いない。

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March 21, 2005

クッキー考。

さくさくした歯ざわりが好きだ。
なので私は、ビスケットやクッキーが大好き、である。
そういうこともあってか、クッキーをいただくことが多いのだけど、最近気づいたのは、クッキーにも何種類かのタイプがあるということ。ファーストインプレッションであるひと口目の歯ざわり、味の印象はもちろんのこと、食べた感じの軽重にこそクッキーの性格を決める重大なポイントがある、と気づいた。

薄めでかろやかな歯ざわりのもの(さくさく:ラングドシャなど)。
しっとりとして重みのあるもの(さっくり:カントリーマアムやスターバックスのクッキーなど)。
バターをたっぷり使った腹持ちのよいもの(ざっくざっく:老舗洋菓子店のものなど)。

これらのタイプのクッキーを、その日の気分や用途(単なるお茶受けなのか、夕飯までのつなぎなのか、など)で使い分けることによって、かなり充実したクッキーライフが送れるはずである。

…とは思うが、通常は自分の好みのタイプに終始して食べるのだろう。
いただきもので、別タイプのものに出あうと、それはそれで新鮮な感動がある。
そしてクッキーにはやはり、熱めのカフェオレを用意してゆっくりと楽しみたいものである。ちなみに私の好みは、さくさくである。あなたはいかがですか?

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March 20, 2005

掌編小説 春散歩

陽気があたたかくなってきたので、散歩にでてみることにした。
冬の風が吹いて以来億劫だったので、かれこれ4ヶ月ぶりだ。
窓をあけると、調度良く遅咲きの紅梅の香りが流れてきた。手を伸ばしてこれにつかまり、そろりと上に乗る。梅の香はわたしの重み分少しだけ下がって、ゆったり流れる。

公園をゆるゆると抜け、山際を下って川のほうへ。

途中、年を召したご婦人が同じ香りに乗ってきた。ひょいと片手をかけて勢いでからだをひねり、ちょこんとわたしの隣に座った。川べりに住む妹に会いに行くのだと、お手製の草もちを見せてくれる。
ゆるゆる流れる中、最近はくらしのにおいで空気が濁るようになったから香りに乗ることも少なくなったとか、昔はみなちょっと出かけるにはこれに乗ったものだとか、梅の香は乗りやすいけれど桜は香をつかまえるのが難しいとかの世間話をする。
ご婦人が乗ってきたときと同じようにかろやかに下に降りると、香りはいよいよ上昇しだした。

上にいくに従って薄く細くなっていく香りに身を細めながら、町の風景を楽しむ。あちこちの庭先にも黄色や紫、紅など色とりどりの花が咲き乱れ、それぞれの香りを立ち上らせている。家の庭先でヒヤシンスの香りに乗った少年がわたしを見つけて片手をあげて挨拶してくる。こちらも手をふると、その反動で香りが少し向きを変えた。右手を振り、左手を振り、いきたい方向をなんとなく決めて、香りがそちらを向くのにまかせる。

川からそれて、町のはずれの方へ。
町のはずれから、山の方へ。
山から、もとの公園の方へ。

時に同じ梅の香をたぐりよせて結びつけながら、くるくるとまわるようにして町の上を散歩する。日も暮れかけた頃、香りがまた家のそばを通ったので、窓のそばまで両手を振って近づいて、窓に手をかけて香りを降りた。
長い間乗っていたからか、からだに少し梅の香がしみて、部屋の中もほんのり甘くなる。
甘くなる。

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March 19, 2005

精進、マダム道。

先日福島で学生時代の友人の結婚式に出席した。
かなり親しい友人だったので、彼の高校時代の友人の数人にも会ったことがあった。
その結婚式で、「私が知らないのに私を知っている人」が何人かいて、こちらは全然覚えていないのにあちらが私を覚えていてくれてむこうから声をかけてくれることが何度もあり、ちょっと戸惑った。
学生時代、私はオーケストラに入っていて途中で辞めたのだが、私が辞めた後に入ったとかいう女の子がいて、私を見かけて話しかけてきた。何度か会ったこともあるというのだが、私には全く記憶がない。少しの間話して、別れ際、「ごきげんよう」と挨拶をしたら、笑われてしまった。
私のマダム道もまだまだのようだ。
板についたマダムには見えぬのか、あるいは住んでいる世界とは違う言葉なのか…。
きれいなドレスを着て、真っ当なアクセサリで飾っているときくらい、「ごきげんよう」って言ってみたかったんだもん。
そして「ごきげんよう」が似合う人に、なりたかったんだもん。

私のマダム道精進は、まだまだ続く。

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March 18, 2005

ぱぱ、あやうし。

風邪気味になったあと、結膜炎になった。
直後、はるが風邪をひいて結膜炎になった。
小児科で薬をもらったけれど、目薬をさしても目がどんどん腫れ、ついには目を開くのも辛そうになった。眼科に行ったら一大事と言われ、慌てて大きい病院へ。風邪のウイルスが目にはいった、ウイルス性結膜炎がひどくなったものらしい。出血すらしているというほどの炎症のひどさだ。
ちっちゃい体に辛い箇所があるのは可哀想で仕方がない。完治までは2週間ほどかかるという。

ところが。
このウイルス、かなり生命力も感染力も強いらしくて、おそらく家中ウイルスに汚染されているだろうとのこと。2~3週間潜伏してから発症するものらしい。しかも普通の除菌ティッシュくらいでは死なず、乾燥にも強いこのウイルスは、医療用のかなり強いアルコールティッシュじゃなければどうにもできないという。
こうしている間にも、はるは目をこすり、その手でいろんなものを触って歩く。
私が先にかかったのが同じ種類だとすると、私には免疫ができているのでもうかからないそうだ。
ということは…ウイルスだらけの家の中で、のこるはただひとり。

ぱぱ、危うし。

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March 17, 2005

ごほうび。

散歩の途中、昔ながらのお菓子屋さんを発見した。
お店の隣のドアがたまたま開いていた。中をのぞくと、どうやら製造工場のよう。といっても、少し広めのキッチン様のところに、お菓子屋さんの名前が書かれた箱が積み重ねられているだけ。ねじりはちまきにTシャツ姿のおじさんが行き来しているのが見えた。

ベビーカーの幅ぎりぎりの、狭い自動ドアを開けると、看板娘がいた。
もっとももう「娘」というには少々はばかるような、母に近い年齢の方だけれども、彼女は入るなり親しげに話しかけてきた。
「今日はあったかいから、お散歩にはいいわよねぇ。あらあらホントに赤ちゃんだわね、1歳にもなっていないくらい?」
初対面とは思えぬほどの気さくな様子で、看板娘(かつての)はいろいろ話しかけてきた。軽い世間話をしながら見るとショーケースには昔ながらの、ノスタルジックなお菓子が並ぶ。
さくら餅、くさ餅、茶まんじゅう、栗もなか…

話は相変わらず続く。
「おすわりはもうできるの?口になんでも入れちゃうから気をつけなきゃダメよ、特にお金は危ないから!1円玉とかね」
話しながらの注文は、思いつく限り頼んでしまう。我が家にお菓子の食べられる人はふたりだというのに、6個も。看板娘のいる商店が流行るわけも、なんとなくわかった気がした。
看板娘は勢いを緩めずに話しつづけ、くるくると慣れた手つきでお菓子を紙にくるんでビニル袋に詰め、おつりと一緒に黒飴を二つ、渡してよこした。
「おつりと、おかあさんに、ごほうびね」

思いがけないごほうびに(何のごほうびかわからないけれど)、気持ちがほんわり緩んだ。
話は、別のお客さんが来るまでずっと続いた。こどもの話になると、尽きない。これから先どういうことに気をつけるべきかなど、ちょっとした育児講座だった。昔はこういう「地域社会」の模範みたいなことが、当たり前の光景として見られたのだろうなぁ…。
黒飴をなめながら家に帰り、くさ餅をひと口。
こくのある餡がさらりと口の中でとけ、わずかにほろ苦い香りがたちのぼる。
ごほうびのせいか、お菓子がますますおいしく感じられる私は、現金すぎるだろうか。

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March 16, 2005

大人時間。

050308_171301こどもが寝たあと、ゆっくりと過ごす時間を、大人時間と呼んでいる。
もっとも、旦那さんはウィークデイは仕事から帰ってきて食事するとすぐに寝床に向かうため、こどもが夜更かしなため(なんとそのために夕方~夜にも昼寝する)、週末前の特別な日にしか訪れないとても貴重な時間だ。家族の数に反比例するものでもある。

さて、そんな大人時間に楽しみたいのが、音楽と映画だ。
映画についてのお話は以前ちょっと触れたので、今日は音楽について。

最近の我が家には、素敵な友人たちから、素敵な音楽の贈り物が届く。
聴けば聴くほど馴染んでくる心地よいコンピCDだったり、お気に入りのジャズ・アーティストのもの、一年間聴いた中でのBestアルバム、あるいはまったりタイム用ジャズ、なんていう用途限定モノもある。

「心地よい音楽があると、お酒も料理も、おいしさを増す」とは、旦那さんの名言。

音楽を聴きながら、他愛もない話をして、懐かしい話などもして、いつもよりすこしくつろいで、お酒がすすむものだからちょっとしたおつまみを作って、カロリーとりすぎなどと言いながら結局ぺろりと平らげて、胃が落ち着くまで軽い映画でも観るか、なんていうことになる。

日常の中の、だけどいつもと違う大切でゆったりした時間。
そんな大人時間に欠かせないのが、素敵な音楽たちです。友人たちから教えてもらったものも、自分で気に入ったものも、いつの間にか自分の空間になくてはならないものになっていくから不思議。

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March 15, 2005

マエストロはる。

maestro掃除がてらに、キーボードを出してみた。
おともだちのおうちで、はるが音の出るおもちゃに反応するのを見て、こども用の楽器風おもちゃの導入を考えている。おもちゃじゃなくて、ホンモノはどうなのだろう?と思って、触らせてみた。
嬉しそうに1時間半も、でたらめ演奏を楽しんでいた。
触ったら音が出る。その衝撃が、彼の中で「面白いこと」につながっているようだ。

私も音楽が好きだし、はるにも音楽好きなひとになってほしい。
音楽は、いつもそばにいてくれる。
音楽は、考える手助けをしてくれる。
音楽は、泣く時に一緒に泣いてくれる。
音楽は、楽しいときに一緒に笑ってくれる。
音楽は、ひとりのときにもっとひとりにしてくれるし、寂しかったらそばにいてくれる。
そういう「つきあいかた」を、知ってくれる人になってほしいなぁと思う。

いつか、はるのこころが、はるの音楽にのせられるようになったらいいね。
はるの演奏をQuickTimeで聴く
QuickTimePlayerをお持ちでない方はこちらからダウンロードしてご覧下さい

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March 14, 2005

原点のハンバーガー。

久々にひとりでカフェに入った。
ジャズの流れる、古いカフェ。天井がひどく高くて、その壁紙ははがれ落ちてきている。照明も暗く、木製のテーブルと椅子はアンティークながら、きっと彼らがぴかぴかの新品の頃から今までずっと使われてきて、自然にアンティークになったのがわかる。

ハンバーガーランチを頼んだ。ハーフサイズのハンバーガーとクラムチャウダー、コーヒーのセットだという。

ふるきよき時代、という感じの居心地のいい空間。肩肘はらず、ふと自分にたちかえる時間。

お肉を焼く香ばしいにおいが漂ってからほどなく皿が運ばれてきた。
ハンバーガーはハンバーガーでも、ハンバーガーの原点みたいなものがのっていた。
真四角の厚ぎりのパンの間に、ジューシーなハンバーグ。そこに生のタマネギとトマト、サニーレタス、薄切りのピクルス、自家製風のタルタルソースが添えられる。
全部を片方のパンの上に載せて、最後にもう片方のパンをかぶせて、上から押し付けるように切って口に運ぶ。ふわふわのパンに、ハンバーグの肉汁がじゅわっとしみて、何倍にも香りをふくらませる。

「原点」に出逢うと、普段食べているハンバーガーとは全然別の食べ物のように思える。ファーストフードのハンバーガーは、あれはあれで好きだが、こういう古きよき形のハンバーガーもなかなか乙なもの。食べるのにはコツがいるようで、私は結構めちゃめちゃになってしまったけど、それはそれで楽しんで食事できる。

ぜひ、お試しあれ。

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March 13, 2005

絵本の世界に住みたい。

絵本のやさしい色彩の中に住みたいと思うこと、ありませんか。
比喩的にではなくて、本気で。

洋書のインテリア本なんかでは、壁の色を自由に変えて、素敵な雰囲気づくりをしていると思う。あの雰囲気に憧れて、こんな生活っていいなぁと思うのだけど…実際に自分たちが住もうと思うと、ついつい無難な「飽きの来ない」仕上がりにしてしまう。これって、「勇気」がないからなのだろうか?

そんな中、住んでみたいなーという家がある。
現代はすごい時代で、想像力がさほどたくましくなくても、絵本の世界に入り込むことが出来る。映画のおかげだ。絵本をもとに作られた映画、あるいはそういうフェアリーテイル風の雰囲気を持った映画に出てくる家に、私はいつも胸をときめかせてしまう。ベビーピンクやベビーブルーにぬりたくられた壁、どぎつい色彩が並存していながらも明るくて楽しげで、そこには笑顔以外はないような、あのつくりものめいた感じは、どこか懐かしさを感じさえする。

*ハットしてキャット
Dr.スースの名作絵本をマイク・マイヤーズ主演で映画化したもの。こども時代の米国生活の折、原書『the Cat in a hat』は私と弟の大のお気に入りだった。最近DVDレンタルが始まったところ。
*グリンチ
同じくDr.スースの名作絵本。こちらはジム・キャリー主演。クリスマスの話なので、町の雰囲気がかわいい。
*トイズ
ロビン・ウィリアムズ主演、おもちゃ工場の話。壁紙や工場の中など、小道具にいたるまで小技が利いていて素敵。
*シザー・ハンズ
ジョニー・デップ主演。この作品は上映中に2回、ビデオになってから10回は見た。映画の中で色彩に惹かれたのはこの作品が初めてだった気がする。

要は「こども」時代から自分がさほど進化していないということなのかもしれないけれど、あの「底抜けに幸せです」といわんばかりのつくりものの雰囲気は、時折無性にジャンクフードが食べたくなるのと同じように私をひきつける。普段はどんなにナチュラルな色彩の中にいても。
自分の中に、幸せなこころがいつも帰っていく場所があるとしたら、私にとってのそれは間違いなく米国での短い時間。だからなのだろうか。
だとすれば、こどものときから、こういう「好きなもの」って、意外と変わっていないものなのですね。

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March 12, 2005

魔法の島へ。

昨日も書いた、魔法使いマーリンの話をもうちょっと。

史上最大の魔法使い、ということになっているらしい「マーリン」の伝説は、12世紀のジェフリー・オブ・モンマス以降多くの人が語りつぎ、アーサー王伝説にも組み入れられたらしい。
「魔法使い」と言ったときに人が思い描く姿――とんがり帽子、長い杖、白いひげの老人――で描かれるマーリンは、魔法使いの典型のよう。時間をさかのぼれたり、ほかの生き物に自由に姿を変えられたという話や、心清らかな母と悪魔の父の間に生まれ人智を超えた力を授かったという話があるそうだ。

6C頃のケルトの神官「ドルイド」がマーリンのモデルとも言われている。(余談;ケルトには文字がなかったためドルイドはすべての知恵を暗記したのだとか!)ドルイドは「霊魂の不滅」や「生死の輪廻」をといたため、のちに広まったキリスト教から異端視される。森の守護者として自然を深く理解したこと、カシの森で儀式を行っていたこと、ときに戦士でときに裁判官、予言も行うといった一部の情報以外は知られておらず、真の姿は謎に包まれているという。
そしてマーリン伝説も、ある時期を境にそれ以前のことは、一切記録から抜け落ちているらしい。

そこを語るのが、少年時代を描いたこの本『マーリンⅠ 魔法の島フィンカイラ』というわけ。
ひもとけば、そこに出てくるのは「マーリン」ではない。名前も、両親も、故郷も失った、記憶喪失の少年だ。彼が魔法使いマーリンになっていくまでの姿がここで楽しめる。
…ただし、すべてではない、1/5ほど。5巻シリーズらしいのだ。
早く次の巻が読みたくて、ウズウズです。

『魔法の島フィンカイラ』
T.A.バロン著 海後礼子訳 主婦の友社2005
※ハリウッドでの映画化が決定したらしい、第二のハリー・ポッターを狙っているのかしら?

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March 11, 2005

もしも魔法を使えたら…。

魔法を使えたら、何をしますか?

私は掃除とか買い物とかをぱぱっと、魔法で片付けたいな。そういう肉体労働系の雑務を魔法で片付けて、自分はゆっくり映画でも観ながらくつろぐ。あとは、お茶が飲みたいときとかポップコーンが欲しくなったときにぱぱっと魔法で出しちゃうとか。

思えば、小さいときから「魔法」には格別の憧れを持っていた。その頃はまだグウタラじゃなかったし正義感や使命感に満ち溢れていたので、魔法を使って敵を倒したり傷を癒そうと思っていた。それなりの魔法修行もしてみた。そのつながりで、ESPの修行もしてみた。いずれの場合も大成していないことは、みなさまご存知のとおり。

ずっと魔法なんて言葉自体、忘れていたけど、最近また自分の中でブーム再燃である。

こういうときは、手に取るもの手に取るものがつながってくるものだ。意図せずに選んだものが、向こうから飛び込んできたかのように符合していく。いま、そういうものになっているのは、「魔法使いマーリン」。ご存知の方も多いかもしれないけど、アーサー王伝説になくてはならない大物魔法使い。今年のはじめ、彼の少年時代の物語が出た。「魔法」ブームの私は早速手にしたのだけど、これがまた、子供向けだけあって先がなんとなく読めちゃうところもあるんだけど、意外な展開もあって、なかなか楽しめた。

で、あらためて、お題目。
魔法を使えたら、あなたは何をしますか?

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March 10, 2005

けんじ。

寝る前に、宮沢賢治を読んでいる。
短編集なので一話読みきって眠れるのがいい。
賢治作品は、昔は良さがわからなかった。
いい子過ぎる内容のように思ったし、難解な用語が多く、世界観は好きだけど敬遠していた作家の一人だった。

それが、いまはどうだろう。
一言ひとことがいちいちこころに染み入る。目の前に新しい世界が見えてくる。
短い話をひとつ読み終えた時に、それまでベタベタと頭にまとわりついていた日常の「うさ」のようなものがサラリとしているのがわかる。

賢治はかつての私が思っていたような「いい子の文学」では決してない。
それは、いい子だとか悪い子だとかいう判断にすら頓着しない、いとも純粋な世界だ。

そこに描かれる世界は、理想の世界であるけれども、誰のこころの中にも入り口がある。
チューリップが春の光を集めてあたりいちめんを光の酒に変え、ひばりの歌がそこに溶けて酒は甘ったるくなり、すぐ向こうの森では巴旦杏やまるめろが上手に歌を歌う。

ある人が別のある人に対して善意を働くと、そのお礼としてまた善意をうけとる。

私が読んでいる数少ない賢治作品は、そういうテーマが多い。
せちがらい世の中、年を重ねれば重ねるほど、現実は善意だけではできていないと知る。
だけど、こういう部分は、少なからず残っているとも思う。

賢治は作品の中でこうも語っている
「ひとが、食べることや働くことよりも、せずにいられないことは、いいことだ。」

一日を終える前、ほんの5分ほどのこの時間、明日が少しだけ光をますように思う。

『インドラの網』
宮沢賢治
角川書店

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March 09, 2005

1勝1敗。

はるは最近グルメになっている。

私は大手食品会社のベビーレトルトしらす雑炊に勝ち、
横浜中華街の本格中華粥に負けた。
こんなに小さなこどもなのに味がしっかりわかるのだろうか、はるは気に入ったものしか食べてくれない。
レトルトを食べなくなって以来私の手作りであれば食べてくれていたはるも、横浜中華街での美味体験以降、私の手作りを食べてくれなくなった。完全なる敗北である。
なんとか食べても顔をしかめて(まぁ失礼!)、文句を言いながらなのである。あまりの様子に、つい笑ってしまう。

おしゃぶりも、歯固めも、どんなものを与えても、しかめ面で「べっ!」と吐き出すし、なんていうことだろう!実家の母に相談したところ、母は笑って「あなたと同じ!」…そうでしたか。
それ以上何も言えず、以降は黙って、中華粥づくりのためのダシを、干しエビや干し貝柱から、淡々ととるのでした。

そうそう、比内鶏スープの雑炊もばくばく食べた。
旨みの強いもの、わかるんですねぇ…

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March 08, 2005

鑑賞生活。(後編)

こんどは、コメディーに的を当ててリストアップすると、

1.コメディー(ローワン・アトキンソン)
     つい3日ほど前に見て、お気に入りに。(DVDは出ていないかも…?)
     「笑い」を論理的に分析しているドキュメンタリー番組調。
2.メルシィ人生
     フランスっぽいシニカルさ加減がいい感じです。
     これとペダル・ドゥースは一緒に借りるべきです。
3.ペダル・ドゥース
     人生がとっても明るく感じられます。…きっと。
4.ジョニー・イングリッシュ
     これもローワン・アトキンソン。
     コメディーってどうしてスパイものが多いのでしょう。
5.チャーリーと14人のキッズ
     エディ・マーフィの作品。脇役のオタク青年がいい味出てます。
6.シュレック
     ディズニー。でも大人も楽しい。2もオススメ。
     おとぎ話の住人たちの現代的解釈が面白い!

レンタルがあるかどうかはわかりませんが、コメディーで今一番はまっているのは、
アメリカン・ホームドラマの金字塔「奥様は魔女」。
ほそぼそと中古ビデオを買い集めているところです。
ダーリンとエンドラ(魔女奥様・サマンサのお母さん)の犬猿の仲のやり取りがたまらなく面白いです。
嫌な気分にならない悪口、というのかな。言葉巧みで面白い。

その他のおすすめは…
ミトン
     かわいい系。ロッタちゃん好きは好きかも。
     人形劇っぽくてキャラクターが愛らしいです。
パリ・ルーヴル美術館の秘密
     美術館の裏方が見える。ストーリーもなく、映像が淡々と流れるので、
     美術好きじゃないと辛いかも。

あなたのオススメ、教えてください。

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March 07, 2005

鑑賞生活。(前編)

ともだちからの手紙に、おすすめのDVDがあったら教えて、と書かれていた。
結構映画は観ている方かもしれない。しかし、ジャンルは大きく偏っているはず。
結婚してから恋愛映画は観なくなったし(それまでしこたま観ていたので飽きた)、妊娠してからは胎児への影響を気にしてハッピーエンドの話しか見なくなったし(最近少々回復)、こどもが生まれてからは観るのに頭を使わないで良い映画(おもにコメディ)ばかりになった。
とはいえ、そんな狭い限定の中でも、結構見ている方かもしれない。
宅配レンタルDVDを利用しているので、家にいながらにして巨大ツタヤ同様の情報が得られるところも、1ヵ月8枚で1940円と一般のレンタルショップよりも安いところも、返却期限がなく好きなだけ観られるのも、返却はポストに投函するだけというところも、どれも楽チンで気に入っている。(※もし入会ご希望の方いたら;キャンペーン中らしく私から紹介すると双方500円分割引になるそうです、声かけてね)

前置きはさておき。
ここ半年見た中で、なかなか良かった映画。

1.ビッグ・フィッシュ
     絶対観てください。
2.グッバイ・レーニン
     ビッグ・フィッシュがパパなら、グッバイ・レーニンはママです。
3.チャンス
     社会を知らない庭師の話。どこかこころがあったまります。古い映画。
4.ハーヴェイ
     相当古い映画。これもこころがあったまります…
     が、古い映画にありがちの「のっぺり感」に絶えられればの話。
5.カレンダー・ガールズ
     ワルノリする女の友情がすてき。
6.マジェスティック
     ヒューマンになってしまったジム・キャリー映画ではいっとう好き。
7.アンドリュー
     涙がこぼれます。ロビン・ウィリアムス作品のあったかさが好き。
8.初恋のきた道
     恋愛映画の部類に入るかも?恋する女の子のきらきら感に共感。
     映像がきれいで、さらにチャン・ツィイーのかわいらしさにやられます。
9.キング・アーサー
     いわずと知れたアーサー王伝説の映画。描くアーサー像がリアル。
     魔法らしい魔法は出てこない。本来はこういう感じだったんだろうなぁ…
10.タイムライン
     これまた歴史もの、フランスとイギリスの100年戦争のお話し。
     SFの部類に属する作品だけど、意外な展開に楽しめた。


…とここまで書いたら、どれもヒューマンな物語が並んだことに気づいた。
あれ?コメディばかり観てたと思っていたのに。

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March 06, 2005

特報!Reading Room展。

横浜で初のボランティアをしてきた。ボランティアと言っても、作品のお話しを詳しく聞けたり、同じ美術好きの人たちと知り合えたり、ほとんど遊びに行ったようなものだ。
特におすすめしたいのは、参加型アート、BookPickOrchestra[encounter]。この作品は危険だ、特に本好きにとっては。麻薬的な中毒効果もある。3月15日までやっているので、出かけられる人はぜひ出かけてみてほしい。必ず、自分の中になにか新しい発見があることを保障する。

この作品は、本棚に本と袋が並んでいるもの。
袋には古本が入っている。(当然、開けてみなければどんな本に出会うのかわからない。)
出会った本はぱらぱらとめくってみる。
気に入ったらそのまま購入もできる。
または、次にこの本を手にとる人に、印象的な部分を引用したり、メッセージを残す。
こうやって、約2000冊もの本が、茶色い袋からだんだんに姿を現していく。

袋を開けてみるときのワクワク感、意外な本との出会い、めくってみて、読んでみて、新しい情報やものの見方に出会って、こころが動く感覚。普段は手にとりさえしないかもしれない本も、いざ読んでみれば面白かったりする。
ちらっとした一文にこころうたれたりする。

私自身スタッフのはずなのに、ついつい楽しく参加して、何冊も袋から出してしまった。

最初の出会いは強烈だった。
一冊目からやられてしまった!と思った。
私が手にした袋から現れたのは、『口八丁手包丁』、きょうの料理でおなじみ金子信雄氏の料理本。この親父ギャグなタイトルのみならまだしも、『酒呑み又は酒呑み亭主をお持ちの奥さま必読』などと帯書されて、落ち着いていられようか?雷に打たれたような、新鮮な感覚を味わった。
きっと、古本屋でこの本が棚に並んでいても、ここまで鮮烈な感覚は受けないだろう。手に取りさえしないかもしれない。まさに、エンカウンター…(あまりに魅力的だったので、購入しました。)

袋から出てくる本と真剣に向き合ってこそ得られる、特別な体験。素敵な出会いだ。

是非是非、おすすめしたい。

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<Reading Room>展
会期:2005年2月18日(金)~3月15日(火)11:30-19:00 *会期中無休
会場:Bank ART studio NYK
   神奈川県横浜市中区海岸通3-9
   みなとみらい線「馬車道」駅徒歩5分
   JR「桜木町」「関内」駅徒歩10分
入場料:前売600円 当日800円
    *併催展「食と現代美術」「Evolution Cafe」と共通チケット
出展作家:大久保亜夜子 川崎昌平 酒井翠
     竹本真紀 東野哲史 Book Pick Orchestra
公式HP: http://reading.exblog.jp/

参考;ブックピックオーケストラ

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March 05, 2005

拝啓、玲子さま。

このたびは、かわいらしい品をありがとうございました。
RODYは大好きで、とっても嬉しかったです。
はるに見せたら、手を出してきて、自分からだっこしました!はるも気に入ったみたい。どうもありがとうございました。
ぎゅっと抱きしめると、からだのかたちにクニュっと形を変えるところも愛らしいです。ちっちゃいから、はるなら乗れるかな…と乗せてみたら、かたちが変わる特性のせいかほとんどざぶとんみたいになってしまって、かわいそうだったので、はるのとなりにちょこんと座らせて、一緒にテレビを見ています。
大人も乗れる乗用のRODY、はるが立ったり歩けるようになったら、我が家に迎えようかな~と思っています。水色のやつを。
そしたらきっと、はるが使っていないときは、おとなふたりが楽しんでしまうんだろうなぁ…
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March 04, 2005

拝啓、旦那さま。

このたびは、とても良い香りの贈り物をありがとうございました。
お花をいただくのは、3回目ですね。
1回目が去年の誕生日に宅急便で届いたびっくりプレゼントで、2回目は大喧嘩したあとの仲直りのとき。その他のときにはどんなにねだってもだめということは、お花を買うことはきっと勇気がいることなのでしょうね。

ヒヤシンスの甘い香りが部屋を満たして、とても心地よいです。ガーベラのオレンジ色も元気をくれるようです。
お花がある暮らしって、やっぱりとても素敵ですね。
虫が出るのが少々怖いけれど、うちでもコンテナガーデニング、はじめましょうか。
前に話していたナスとかキュウリとかプチトマトだけじゃなくて、花も。
しばらく目でも、香りでも楽しい生活ができそうです、どうもありがとうございました。

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March 03, 2005

拝啓、斉藤夫妻。

このたびは、とても美味しそうな品を、どうもありがとうございました。
発送元が「さいとう」と書いてあったので、一瞬ご実家でつくられたのかと思いました、そんなはずありませんよね。
実はうちは本当にきりたんぽが大好きで、こちらではなかなか素材が手に入らないので、地元からときどき送ってもらっているほどなのです。しかも箱を開けてみたら、すべての材料が、水までが入っている!出不精な私にはなんと嬉しいことでしょうか。

せっかくのご馳走なので、誰かお招きしようかと話していたのですが、思い浮かぶひとたちは皆肉食の人たち(たらふく飲み食いした飲み会の〆で焼肉に行くという…)で、忙しそうだというのもあり、ちょっと贅沢なのですが私達だけでまるまる楽しませていただくことにしました。
まずはお鍋で。
翌朝は残ったスープを雑炊にして。
それから、少し余ったスープで、きのこと切り干し大根を煮て。
はるにも雑炊を食べさせたところ、いつもよりも旺盛な食欲を発揮していました。
本当にご馳走さまでした。
(郵便やさん・宅急便やさんが来た順に掲載しています、他の方がたもありがとうございました)
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March 02, 2005

拝啓、のりさま。

このたびは、とても美しい品をありがとうございました。
私の大好きなスモーキーピンクの色合いに泣かされていたら、もう片方の包みはなんとも乙な山椒醤油の素とは!
普段使いの醤油でつくるのがなんだかもったいないので、おいしい醤油を買いにでかけようと思います。
それで、昆布とかつおの出汁でくつくつと煮た、湯豆腐を食べようと思います。
薬味はこの山椒醤油のみで。
そうですね、少し辛口の日本酒をきりりと冷やしましょう。
それで、口いっぱいにほおばった山椒醤油の香りと豆腐の甘みとを、日本酒でつるりと流し込む。
ああ、考えるだけでも腹の虫がなくようです。
すぐにでもおいしい醤油を買いにでかけなくては。
ご馳走さまでした。
(郵便やさん・宅急便やさんが来た順に掲載しています、他の方がたもありがとうございました)
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March 01, 2005

拝啓、あっこさま。

このたびは、とっても素敵な晩酌セットをありがとうございました。
はるにはまだ大人の味が早いだろうから…とのことで送っていただいたのですが、早速つかまってしまいました。
とくに小さいサイズのブルーチーズが手なじみが良いようで、なかなか離しません。ふたつとも掴んで返してくれません。

早速昨晩、堪能させていただきました。
ああやっぱり舶来物のお味は格別ですね。舌の悦楽というのでしょうか。パンチェッタのなまめかしい舌触り、サンオーバンの奥深い滋味。はるもサンオーバンをぺろぺろと嘗めまわしておりました。他は…ちょっとずつゆっくり、楽しませていただきます。
ご馳走さまでございました。
(郵便やさん・宅急便やさんが来た順に掲載しています、他の方がたもありがとうございました)
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